こないだの平日の朝、寝坊した。
俺には既に致命的な時刻。
みんなにはギリギリの線。
上司に素直に、「寝坊しました、スミマセン。少し遅れます」と電話にて連
絡を入れる。
周りを見回すとゆきちゃんもはなもこうきもパニック。
とりあえずのおにぎりをみんな
口に頬張って家を出る。
こうへいはただいまインフルエンザによる学級閉鎖中。
一人正座して洗濯物をたたんでいる。
遅刻の連絡をしたあと開き直って二度寝も考えたけど、こうへいが「久し
振りにお父さんが作った玉子焼きを食べたい」って言うんで二人で朝ご飯
を食べるコトに。
よくよく考えるとこうへいと過ごす時間がほかの家族に比べて一番少な
い。
平日帰宅する頃にはこうへいとこうきはもう眠ってるし、休日ははなとこ
うへいは朝早くから練習やら試合やらに出て行く為だ。
こうへいに玉子焼きを、俺は目玉焼き。
二人っきりでの食事は我ながら何だかとても微笑ましくて。
久しぶりの玉子焼きを、しかも独り占めで食べるこうへいはとても饒舌で
可愛らしい。
ホントに他愛も無い話だけど、なんて楽しいんだろう。
「今日は会社休んじゃおっかなぁ」
なんて言うと
「なん子供みたいなコト言いよるん」
って朝ご飯前までは言ってたこうへいも、もうすぐ食べ終えるって頃に
は、
「今日はもう休んだら?」なんて言い出す始末。
「お父さんが出掛けたあと寂しいで泣くんじゃね?」、なんてふざけて俺
が言ってたけど、玄関に見送りにきたこうへいは「楽しかったけん、ホン
トに泣きそうになってきた」って言うその笑顔がとてもいとおしくて。
降って湧いたようなとっても幸せな朝でした。
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